2018/08/09
8月いつも思うことからのはなし
前回の投稿のラストでなぜこんなに私は戦争に関心を持つのかという話をしました。
http://nanaekawahara.blogspot.com/2018/08/diary-dm-mount-tokyokuva-1-website.html
文字数制限あるのでTwitterではなんとなく書きづらい・Twitterだと流れやすいので(告知とかはいいけど)、ブログに綴ります。
本題ですが、もちろん親と学校の教育からの影響だと思います。
関心を持った記憶のひとつは、小学生の頃にアニメ映画で「アンネの日記」を観に行ったことかと思います。Wikipediaにありました、マッドハウス制作:https://ja.wikipedia.org/wiki/アンネの日記_(1995年の映画)
当時アンネより年下の私でしたが、もし自分が同じような目にあったらということを感じて悲しくて仕方がありませんでした。もう少し若い記憶で、小学校低学年の頃に友達の家で多分「火垂るの墓」の本があり、そこで全身火傷を覆い包帯巻きにされた母親の絵がありとてもショックを受けました。前述のアンネのことも含めなんでこんなことが起きるのか全く理解できませんでしたし、こんな歴史があることも衝撃でした。他にも低学年で江戸東京博物館行ったときに、江戸の暮らしより戦時中の映像の方がショッキングでずっと気になってました。
おそらく自分が生まれ育った東京で、祖母・叔母・叔父は戦争を経験している、現在とは全く違う残酷な環境というその事実を受け入れるために必死だったのかもしれません。
もし自分がここにいたら、とかこれを経験したらとよくイメージを浮かべます。祖母と叔父が生きている間は二人から戦争のお話も聞きました。上海へ出張がありそこで日本軍に対して色々と感じ国家に不信を持った祖母。10代の半ば、空襲に遭い目の前で同級生が死ぬ光景を目の当たりにしながらも生き延び、日本や大人に対する絶望や不信を感じた叔父。叔母は10代初め頃の年齢で、当時は疎開していたそうです。彼女は戦争については多く語らなかったそうです。繊細な子供心には、それぞれ感じることが違い蓋をしてしまう叔母のような方もいれば、表現の場に持ち込み貫き通した叔父のような方もいます。この三人はもう他界しています。
昔は夏休み中、昼間でも戦争をテーマにしたアニメ作品がテレビで流れていたりしていたのでよく見ていました。今はないですが、自然に子供に伝える形としてはいいのではないでしょうか。今の時代の子供たちはテレビを見るのかわかりませんが・・(私はテレビっ子だったので^^;)それともそのようなショッキングなものを見てからのケアができる親御さんや環境が少ないのでしょうか?
私は和光学園という学校に通っていました。
ここでは小学校高学年で太平洋戦争についての勉強があります。小6で沖縄について学び、エイサーと三線を習い、実際に沖縄に行き、戦争と米軍基地のことを現地の方のお話を交えて勉強しまとめ本を作ります。観光旅行の要素は1/3・・・もないかな、私のときは台風来てたので海で遊べませんでしたが笑。
安室ちゃんが大ブームのときでバスにTBCの広告貼ってありました。そして沖縄で米軍による婦女暴行事件があったのもこの年で担任の先生がこの問題について真剣に取り組んだことも覚えています。
和光学園というと教育方針的な面で認識される方もいると思います。あと制服がなかったり芸能界のお子さんが多かったり。他には学年に2名ほど(クラスだったかな?)障害を持った生徒を入れる枠があります。
この学校の良いところは幼稚園や小学校で山登りや水泳など、自然に対して経験をさせること、そして戦争について学び考えさせることと思います。戦争以前の日本教育についてはほぼ皆無なのでぽんこつです・・・自力で勉強するほかないです。大学は多摩美なのでやっと外に出た感ありますが、それまでずっと楽して和光だったので・・今考えれば高校はちょっと他へ行ってもよかったなとは思います笑。
綴ったように、私は家庭と教育機関で戦争について関心を持ち学んできました。しかしこのことは今も進行中です。死んでも終わりません。近年やっとと言っていいくらい経験された方が証言を残しています。ただ簡単にやっととい言えないです、彼らには様々なトラウマがあり本当にやっとなのです。辛いと思います。
当時の経験をしている方がお亡くなりになっている中、経験をしていない分引き継ぎをするべきは私たちです。
画像ですが、なんでドチザメ?
写真は去年の夏に「夜明けの祈り」という映画を見に行ったとき、新宿の武蔵館で展示されていたんです。第二次大戦後ソ連軍に襲撃された修道院のお話です。
「ハイドリヒを撃て!」という映画(こちらはナチスに立ち向かう若者たちの話。未視聴)も上映されててドチザメは海のイケメンだから・・・ということでした(頭に?が浮かぶ)。
長いですね・・・!英訳する気力ないです。ごめんなさい〜。
私自身、物書くの得意ではなくこの文章書きまとめるのもちょくちょく修正しています。
でもたまに自分の考え書きおこしも悪くはないかな・・と。公開という形式も、記録するという面で良いかと。
そして私は個展準備に戻ります。
コミティアも何か新しいの持って行きます!